薬剤師さんの働く場所 薬剤師さんの働く場所

調剤

保険調剤薬局概況

 分業率の進展により保険調剤薬局は年々増え、コンビニエンスストア55,620件※1を
 上回る60,171件※2といわれています。
 2020年度集計の分業率は全国平均で75.7%、一番高いのが秋田県で89.6%、
 低いのが福井県で56.4%80%目前まで進んでいます。※3

              ※1:2019年度 日本フランチャイズチェーン協会資料より
              ※2:2019年度 厚生労働省資料より
              ※3:2020年3月~2021年2月集計 日本薬剤師会資料より

保険薬局での仕事

保険調剤薬局での仕事は調剤・監査・投薬と一見同じように見えますが、
・立地による違い:門内薬局大型病院の門前住宅街のクリニックと
 マンツーマン
不特定多数から受ける面薬局なのか?
・運営母体による違い:全国チェーン、地場のチェーン、1~数店舗の個人薬局、
 会営薬局なのか? などなど
・主な処方箋による違い:内科、小児科、皮膚科、整形外科 なのか? など
  例えば、大型病院は午前中が診療、午後は手術のことが多いため、処方箋は午前中に集中し、午後に薬歴を書いたり、
予製の準備をします。一方住宅街の薬局は受付時間が長く、多少遅れても受け付ける為、定時で終わらなかったり、
昼休みが長いところもあります。 全国チェーンと個人薬局では、社内の会議や社内向けの報告書の数が全然違います。
処方箋も同じ皮膚科の処方箋を扱っていても、チューブの軟膏がメインでピッキングが多いのか、練って作る軟膏が
メインの処方なのかによっても業務内容が違います。 このように調剤薬局と言っても業務内容が違います。

これからの調剤薬局

コロナ前は順調に処方箋を受けていた薬局もコロナ後、病院やクリニックに受診する患者数が減ったことにより
処方箋枚数が前年比30%以上減少という薬局が全体の約30%(日本薬剤師会調べ)で調剤薬局の経営は
大変になってきています。
かかりつけ薬局や健康サポート薬局に加え、さらに20218月から薬機法が改正になり、地域連携薬局、
専門医療機関連携薬局、その他の薬局に分類されます。

コロナで激変した就業環境、これからの調剤薬局の変化など、悩んでいる方も多いと思います。
本サイトでは様々な薬局で働く薬剤師にインタビューをしていますので、実際どんな働き方をしているのか
インタビュー記事をご覧頂き、気になる働き方をしている薬剤師に直接相談をしていただければ幸いです。