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大型病院門前の薬局で働く薬剤師

【大型病院門前薬局ってどんな薬局?】


大型病院門前薬局と聞くと「土日休み」「残業なし」「忙しい」「大変」「体力的にきつい」「土日休み」「残業なし」など
思われる方が多いのではないでしょうか?実際はどうなのでしょうか。



特徴

病院の多くは午後に手術や回診等があり、外来が午前中のみとなります。門前の調剤薬局は午前中に患者さんが集中し
丁寧な服薬指導はできません。午後は患者さんが少なく、午前中に書けなかった薬歴の記載や、翌日分の予製を行います。
残業の無い所が多く土日休み又は土曜日隔週休みで連休が取りやすいです。
大型病院は敷地が大きく駅周辺に位置することが少なく駅から離れたところにあります。処方箋枚数・薬品数・薬剤師数が
多く、全てを管理する必要があるため大手が運営している事が多いです。


【仕事内容】

業務内容

処方せんの1日平均受付数40枚と厚生労働省令によって義務付けられていますが、現実は130枚程度と言われています。
しかし、一包化をする事が多い大型門前薬局では機械化が進んでいても20枚代程度となります。
午前中に患者さんが集中し、調剤・薬歴記載がメイン業務となり午後は、午前中にできなかった薬歴記載・翌日分の予製を
行います。


【働き方】

特徴
病院の外来に合わせてお休みとなり土・日がお休みになります。土曜日午前中のみ対応しているところもあります。
午前中に処方箋が集中し、外来診療を終えるのが早いため勤務時間は短めです。
残業なし:服薬指導の内容を投薬後すぐに打ち込みする。予製で急遽残業となる場合もあります。
残業あり:処方箋処理(患者様の対応)が(全て)終わってから打ち込みをする場合調剤、監査の担当は日替わりで担当を
決めているところもあればそうでない薬局もあります。
薬歴の記入方法は、電子薬歴を採用する薬局が増えています。
キーボード入力が苦手な方は、音声入力システムにて入力も可能。

1日の流れ

830分  出 勤 機材の起動、清掃など開局の準備
9時00分  ミーティング・開 店
1300分  昼休憩 お昼の休憩は交代となります。
1500分  在宅医療業務 施設の処方せんの調剤・監査を分担して行いお届け
1700分  薬歴記入・在庫管理・医薬品の発注
1800分  閉 店 分包機の清掃や片づけをして勤務終了


【やりがい】

カルテの無い状態で服薬指導を行うことで会話のスキルが身につきました。
様々な科目の処方せんも扱え、勉強会などで知識を増やすことができ知識の幅を広げる事ができます。
忙しい中、勉強会もあり大変ですが、土日休みで残業が少ないので楽しく勤務する事ができます。

【退職理由】

できるだけ早く調剤をして、効率的に服薬指導を行う事を求められ患者さんへの丁寧な説明ができない。
もっと患者さんの話を聞いてその方にあった服薬指導を行いたい。お薬を渡して完結してしまう事が多く、
その後の経過がわからない。

人間関係がこじれてしまった時、調剤薬局のスペース内となると顔を合わせず仕事をする事は難しく退職となる。


【求人票の見方】

紹介会社から求人の案内をもらった時に、ここをチェック!!

・処方箋枚数に対する薬剤師人数 それぞれで見てしまうと「こんなものかな」なんて思ってしまいがちですが、
  勤務している薬剤師の雇用形態
・処方箋の集中する時間帯もしっかり確認して忙しさを予測してみましょう。
・勉強会頻度 どのような勉強会を開催しているのか、そしてその勉強会の頻度について確認しましょう。
  どの薬局でも勉強会を開催している薬局は多いと思いますが、誰が行うのかによって習得できる知識も変わってきます。
・調剤機器の確認 分包や粉砕など複雑な調剤が多い場合や在宅業務についてもしっかり確認しましょう。
門前薬局だけじゃない、他の薬局で活躍する薬剤師
クリニック門前クリニックモール内薬局面薬局等についても、他ページにてお仕事をご紹介しています。
地域連携薬局、専門医療機関連携薬局へと変化しています。門前薬局が今後どのように変化していくのか状況について
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