OTC
ドラッグストアと聞くと皆さんどんなイメージを持たれますか?収入はいいけど、土日勤務・品出し・レジ打ち等色々な業務があり体力的にキツそうと思っている方も
多のではないでしょうか。ドラッグストアの状況や今後についてまとめています。
ドラッグストアの概況
ドラッグストア業界の業績は2020年度で前年比4.6%※ 増加と伸びています。業界では調剤を併設している店舗を増やしており、同年度に初めて調剤額が1兆円を超え前年比9.0%※ と大幅に
増加しています。
セルフメディケーション推進により、ドラッグストアの役割が重要となり、医師の代替として情報提供や健康づくりの
相談等ができるドラッグストアへと変化しています。
※日本ドラッグストア・薬事日報記事より独自レポート
ドラッグストアで求められる役割
医療用医薬品とOTC医薬品の両方の管理や、健康食品などとの飲み見合わせ、OTC医薬品で対応できない症状に
関しては医療機関を受診勧奨する、健康サポート薬局や町の健康ハブステーションとしてのドラッグストアの
役割が求められています。
個人がセルフメディケーションを推進するためのサポート
・患者さんとの信頼関係を築き医療機関受診前に相談できる環境豊富な種類の医薬品や健康食品などから、自らの症状を把握し、その状態にあわせて適切な商品を選択して対処することが困難な時があります。
そのような患者さんに対して、専門的知識をもつ薬剤師が、具体的なニーズや個々の健康状態に応じて、
身体と心の健康づくりに適切な情報提供が必要になります。
・薬の専門家として、スイッチOTC医薬品の効き目や使用するリスクの説明
成分の有用性とともに適正使用の促進を含めた働きかけやお薬の乱用や依存が疑われる患者さんに対する
「声かけ」をします。
スイッチ OTC 医薬品の認知度を高めるため、啓発活動を理解しやすく行っていく必要もあります。
業務内容は調剤併設・OTCのみの店舗により異なります。
セルフメディケーションとして患者さんの相談に乗りOTC販売をしたいが、店舗としてOTC推奨品の販売をしなくては
いけなかったり、品出し(医薬品以外も含め)をしたりと建前と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際に働かれている薬剤師の方々にお話を伺ってみてください。
これからのドラッグストア
ドラッグストアは、医薬品やヘルスケアだけを扱う所から食品や生鮮食品・家庭用品まで購入できる便利な存在へと
なっています。
病院前にある薬局へ処方箋を持って行っていた患者さんが、薬ができるまで他の物を購入できる利便性の高いドラッグストアへと流れていき、調剤薬局と同じようなスキルが求められています。そして、セルフメディケーションの推進により今後スイッチOTCも増えていき、処方箋調剤の知識だけでなくOTCの知識も必要になります。
本サイトではドラッグストアで働く薬剤師にインタビューをしていますので、実際どんな働き方をしているのか
インタビュー記事をご覧ください。